2015年5月4日月曜日

レストン・ペットフェス2015



 ワシントンDCから西に約半時間、バージニア州レストンのタウンセンターで行われたペット・フェスタに行ってきました。このイベントは街とこの地域に関わりのあるペット・サプライチェーンや大きなレスキュー団体などの協賛で毎年行われており、家を失った動物の里親を探したり、小物やオヤツ類などを売るブースが通りに並んで、なごやかながらも活気のあるイベントです。開始後間もない時間帯に着きましたが、もうけっこう人出があって賑わっていました。訪れるのは今年で3回目になりますが、年々人気が増しているような気がします。




 その場に居るあらゆる人類がそれぞれ犬を連れている不思議空間。社会化途中の犬にとってはとてもいい練習場所になりそうでした。うちの犬はまだまだ修行が足りないので、最初の方はハフハフ大はしゃぎ、成犬達に「ウザッ」と煙たがられていた(笑)。それにしても、レトリバー犬種は仔犬に寛大な犬がとても多いですね。グレイハウンドの何頭かが挨拶に来たうちの犬(コディ)に緊張したのか、いきなりヨダレをダラダラと流し始めたのには驚きました。

 余談: 写真のあたりで、とてもかわいい柴犬の仔犬を釣れていた人と立ち話をしました。あの人は、もしかしたら日本人だったのかもしれないと、後から思っています。確率はかなり低いと思うけれど、もしここを読んでいたら、ぜひイヌトモになってください(^.^)。




 この可愛らしい小型のサイトハウンドはシルケン・ウインドハウンドといって、AKC未公認の比較的珍しい犬種。シルケンはたまたまブリーダーが近くにいくつかあったこともあり、管理人が犬を飼うのを検討しはじめた時、ボルゾイと共に候補に入っていた。この犬種は体格の小さなボルゾイと長毛のウィペットのクロスブリードから始まっているという話だけれど、所作を見ているとウィペットというよりはかなりボルゾイ寄りの性質を持っているように見えた。ボルゾイと比べると見た目は劣るかも知れないものの、テリアの入っているウィペットの方が性質の面では付き合いやすいと思える犬に今まで多く出遭ったので、もしもそのうちシルケンが飼えるチャンスがあれば、ウィペットのアウトクロスのある犬でもいいなあと思った。


オーナー達によれば年に1回、シルケン・フェスというシルケン達のお祭りがフロリダで行われているそう。
太陽の降り注ぐビーチと小さいサイトハウンドの祭りというだけでウキウキしてくるものがある(笑)。



 犬用のアクセサリーや衣装を売るブースでバンダナを買うついでに、犬のサングラス「ドグルズ(Doggles)」をかけてもらったコディ。嫌がってあばれるかと思いきや、意外と普通にしていたので驚いた。ドグルズは曇り止め昨日のあるポリカーボネート製のレンズがUVAとUVBをカットしてくれるほか、メガネの裏の部分に厚いパッドが付いていて、犬がストレスなくかけていられるよう工夫されているそうです。ちょっと大きすぎたので買わなかったものの、メガネをかけた犬の可愛さに少し開眼した気がする。


「これください」

再会の喜びを分かち合ってる(?)ふたり。

街はずれのコンドミニアムに囲まれた小さなドッグ・スペースが空いていたので、コディは、ちょうど来ていたお馴染みのデヴィちゃんとかけっこして遊びました。毎回遊ばせるたびに、息をきらせずに走り回る時間が長くなってきていて、彼らがどんどんタフになっているのを感じます。

 しかしこうして自由にに走り回りころげまわる犬達はとても楽しそうです。やっぱり犬にとって自由運動は肉体的にも、精神的にも非常に大切だと最近再確認しています。小さなメゾネットに住み猫の額ほどの裏庭しかない管理人にとっては、この自由運動をどう効率よくさせるか、というのにいつも頭を悩ませます。


 帰宅後



 大はしゃぎで疲れたのか帰宅してから、両手・両足をななめ上にに向ける「いつものカッコ」で寝に入る犬。ヘソ天まではいかない、「45°天」と呼んでいる寝相、この姿勢が楽なようです。





2015年4月29日水曜日

春爛漫



 小鳥が朝の5時からぴーちくぱーちく、ヒナやパートナーの為の餌探しにひっきりなしに飛び回り、小川を見れば何かの卵がフワフワと水底に揺れて、野の草花もびっくりするような激しい勢いで開花してきています。まるで大地の命のエネルギーが色とりどりの火になって噴出しているような感じで。管理人の住む北バージニアは春という季節のうちでも、もっとも派手な時期に突入したような気がします。写真の花は、管理人がこの時期で好きな野草のひとつで、Bleeding Heart「血を流す心臓」という名で親しまれている花、実は日本のケマンソウ。園芸種として人気が出て、北米に移入されたという話です。花が可愛らしいので去年、自分の裏庭のすみっこにも植えてみたのですが、それには花がつきませんでした。「置かれた場所で咲きなさい」と言うフレーズがあり、前向きでいいと思いますが、自然の草花はふつう、咲く場所は自分で選びますね。だから自分の教訓は「咲けぬなら、無理をしないで 咲ける所に行きましょう」です(笑)。


自生するピンクと白のケマンソウの横で。「チ~ズ」
生後15週目の終わりに差し掛かった。体重が50パウンド(22キロ)になった日

春を告げる花 バージニア・ブルーベルと。



 話題その2。先日、うちから車で1時間ほど西へいった所で小さなシャイロ・シェパードのケンネルを営む知り合いの家で、パピー・プレイデートがあったので行ってきました。仔犬は5頭、コディ以外の4頭は全て兄弟だったのではじめは仲良くしてもらえるか心配だったけど、穏やかで面倒見のいいメスの仔犬たちに遊んでもらう事が出来、本人(犬)はとても満足していた様子だった。この知人の家を訪ねるのは2回目だけれど、いわゆるアメリカの田舎暮らしと言った感じで家が農耕地に囲まれた数エーカーの土地に建てられており、小さな家庭菜園と、ちょっとしたニワトリとヒツジのコーナーがあって、改めて楽しそだなあと思った。都市部に気軽にアクセス出来ないのはちょっとつらそうだけど、人生のうちの一時期をこんな感じで生活してみるのもいいかもなあと、ときどき夢想します。




 コディは大好きなアローお姉ちゃんの隣に座れて顔のニヤけがとまらない状態。アローお姉ちゃんは薄いグレーのセーブルに明るい黄色の眼がオオカミみたいでちょっとコワイですが、コディのような仔犬にも非常に寛大でとても優しいのです。コディには、お姉ちゃんは次会う頃にはすごい美人に成長してお前など鼻にもひっかけてもらえなくなるから、今のうちによく遊んでおくようにと言い聞かせておいた(笑)。





 話題その3。先日書いていた、コディの原因不明の軟便に関しては、いまだ原因の特定には至っていないものの、糞の状態に限って言えばほぼパーフェクトなところまで戻すことが出来ました。最終的に、病院のアドバイス通りの「ドライフードを一切カットし茹でたコメ・マッシュドポテト・チキンだけの餌」を厳密に守って5日ほど試したところで、どうにもパーペキにならなかったので、以前からオヤツなどとして与えていて「この食材は絶対大丈夫」と分かっていたヴェニソン(鹿類の肉)と家で準備したイモのまぜまぜに、思い切ってスイッチしたら、ピタッと良くなってしまった。コメかチキンか、もしくは今まで与えていたドライフードの中の何かがダメだったのかもしれないですね。