2015年5月9日土曜日

DCのドッグランへ



 管理人家の一員になった犬「コディ」は数々のミニ試練を乗り越えながら、4か月を迎えた。うちに来てから2か月ほどしか経っていないのにもう長い事いるような気がしている。犬の子供らしくとてもアクティブなので、エネルギーをいかに発散させるか知恵を絞って色んな所に連れ出しているうち、一日が長く感じるようになったような気もする。飼い主のほうはくたびれるけど、人としては健康的になってきているように思う。




 体も丈夫になったので、大きいお兄さん、お姉さんと遊んで転がされてももう大丈夫だろうという事で、ドッグランにも通いはじめた。やっぱりイヌ対イヌの遊びだと、人間が相手してやるのとはかけっこやスパーリングのパワーもスピードも違うので、本人も楽しいように見える。以前は、群れを基準にした世界で暮らしている犬にとって毎回違う犬と遊ぶのは、意外とストレスが溜まるんじゃないか?と考えたこともあったけど、ラン慣れした犬同士で遊ぶ事にはそれを補って余りあるメリットがあるようだ。

 上はSストリート・ドッグパーク、ワシントンDCダウンタウンのデュポン・サークルからニューハンプシャーアベニューを北上していくと見えてくる、街中の小さなドッグラン。今回久しぶりに行ってみたところ、以前は土がむき出しだった休憩所のベンチの周りに木くずが敷かれていて、かなりありがたかった。管理人の住む郊外の方では地面が人工芝と木くずで完全に覆われているランというのがないので、天候の悪い日、足元のジメジメした日などは、こういう場所があるととても助かるだろうなと思う。来ている犬達はいわゆる「都会の犬」が多く遊び慣れているのと、敷地が小さいので飼い主の目が比較的行き届いているのも、このランのいい所だと思う。ただ大型犬と小型犬のスペースの区別がないので、小型犬のオーナーは遊ばせる前に、中にどんな犬がいるのかの見極めが必要かもしれないですね。


デュポン・サークルでシャボン玉をしている人達が居た。
初めて見るシャボン玉を観察するコディ。



 コディが自分ちの様に寛いでいるのはチーキィ・パピーという、これもデュポン・サークル周辺にあるセレクトショップ。品ぞろえは全体的にちょっとおばちゃんぽいのだが、可愛らしくアレンジされた小物などが多いのでイヌを飼っている友人などにちょっとなにかをあげる時などに重宝する。今回いいなと思ったのは、スカウトというメーカーのカバン↓だった。イケアのエコバッグみたいなプラスチック感のある厚手の素材で出来ていて汚れても水でササッと洗えるので、これなら誰かの犬が泥のついた足でジャンプしてきても、「サッとよける気まずい人」にならずに済む(笑)。写真のモデルには蓋ナシのポッケが6つ付いていて便利そうだった。犬だけでなく小さな子供のいる人にもいいかもしれないですね。


DC、ジョージタウン発祥の会社だそうです



 話題その2。毎回友達と遊べて、楽しかった子犬の学校も卒業になりました。コディはクラスの最後にあった「どのくらいマテるか競争」と「拾い食いしない競争」どちらも1番になることが出来、管理人は地味にとても嬉しかった。こういう、囲われた教室のような場所ではお利口なので不思議です。これから次のクラスまで1か月ほどインターバルがあるので、その間に習ったことを忘れないよう、1日最低1回は練習する習慣にしたいと思います。


管理人のお気に入りだったペニーちゃん。またどこかで会えるといいな。
ペニーとは、アメリカのお金の1円玉にあたるもので、小さな茶色いコインなのです。
犬のペニーちゃんも小さくて茶色です。

先生大好き!ペロ、ペロ!



 話題その3。生後4か月の当日、オフだった管理人とコディは二人でぐるぐる近所の雑木林を散歩していました。犬は、背中の産毛が分かれて大人の毛が見え始め、また歯の抜け換わりも始まっているので、スーパーで買って洗って冷凍しておいた生のチキンネックをオヤツ袋に入れていき、原っぱで食べさせた。チキンネックは低カロリーでカルシウムが豊富で、犬にとってはなかなかいいオヤツだと思う(しかもめちゃ安い)。この時期子犬の摂取したカルシウム分の多くは新しい歯を作るのに使われるため、ブリーダーには耳や骨格のためにサプリメントを与える事を勧められた。具体的にはHair, Skin and Nailsと呼ばれる、一般的に美容のために使われるサプリメントと、ローズマリー入りビタミンCの小さなタブレットを一日に一錠与えると良いと言われた。ビタミンCはなぜかローズマリー入りでないとダメなのだそうだ。


芝刈りで千切れたたんぽぽを頭に・・・。 似合っているのか、いないのか。




2015年5月4日月曜日

レストン・ペットフェス2015



 ワシントンDCから西に約半時間、バージニア州レストンのタウンセンターで行われたペット・フェスタに行ってきました。このイベントは街とこの地域に関わりのあるペット・サプライチェーンや大きなレスキュー団体などの協賛で毎年行われており、家を失った動物の里親を探したり、小物やオヤツ類などを売るブースが通りに並んで、なごやかながらも活気のあるイベントです。開始後間もない時間帯に着きましたが、もうけっこう人出があって賑わっていました。訪れるのは今年で3回目になりますが、年々人気が増しているような気がします。




 その場に居るあらゆる人類がそれぞれ犬を連れている不思議空間。社会化途中の犬にとってはとてもいい練習場所になりそうでした。うちの犬はまだまだ修行が足りないので、最初の方はハフハフ大はしゃぎ、成犬達に「ウザッ」と煙たがられていた(笑)。それにしても、レトリバー犬種は仔犬に寛大な犬がとても多いですね。グレイハウンドの何頭かが挨拶に来たうちの犬(コディ)に緊張したのか、いきなりヨダレをダラダラと流し始めたのには驚きました。

 余談: 写真のあたりで、とてもかわいい柴犬の仔犬を釣れていた人と立ち話をしました。あの人は、もしかしたら日本人だったのかもしれないと、後から思っています。確率はかなり低いと思うけれど、もしここを読んでいたら、ぜひイヌトモになってください(^.^)。




 この可愛らしい小型のサイトハウンドはシルケン・ウインドハウンドといって、AKC未公認の比較的珍しい犬種。シルケンはたまたまブリーダーが近くにいくつかあったこともあり、管理人が犬を飼うのを検討しはじめた時、ボルゾイと共に候補に入っていた。この犬種は体格の小さなボルゾイと長毛のウィペットのクロスブリードから始まっているという話だけれど、所作を見ているとウィペットというよりはかなりボルゾイ寄りの性質を持っているように見えた。ボルゾイと比べると見た目は劣るかも知れないものの、テリアの入っているウィペットの方が性質の面では付き合いやすいと思える犬に今まで多く出遭ったので、もしもそのうちシルケンが飼えるチャンスがあれば、ウィペットのアウトクロスのある犬でもいいなあと思った。


オーナー達によれば年に1回、シルケン・フェスというシルケン達のお祭りがフロリダで行われているそう。
太陽の降り注ぐビーチと小さいサイトハウンドの祭りというだけでウキウキしてくるものがある(笑)。



 犬用のアクセサリーや衣装を売るブースでバンダナを買うついでに、犬のサングラス「ドグルズ(Doggles)」をかけてもらったコディ。嫌がってあばれるかと思いきや、意外と普通にしていたので驚いた。ドグルズは曇り止め昨日のあるポリカーボネート製のレンズがUVAとUVBをカットしてくれるほか、メガネの裏の部分に厚いパッドが付いていて、犬がストレスなくかけていられるよう工夫されているそうです。ちょっと大きすぎたので買わなかったものの、メガネをかけた犬の可愛さに少し開眼した気がする。


「これください」

再会の喜びを分かち合ってる(?)ふたり。

街はずれのコンドミニアムに囲まれた小さなドッグ・スペースが空いていたので、コディは、ちょうど来ていたお馴染みのデヴィちゃんとかけっこして遊びました。毎回遊ばせるたびに、息をきらせずに走り回る時間が長くなってきていて、彼らがどんどんタフになっているのを感じます。

 しかしこうして自由にに走り回りころげまわる犬達はとても楽しそうです。やっぱり犬にとって自由運動は肉体的にも、精神的にも非常に大切だと最近再確認しています。小さなメゾネットに住み猫の額ほどの裏庭しかない管理人にとっては、この自由運動をどう効率よくさせるか、というのにいつも頭を悩ませます。


 帰宅後



 大はしゃぎで疲れたのか帰宅してから、両手・両足をななめ上にに向ける「いつものカッコ」で寝に入る犬。ヘソ天まではいかない、「45°天」と呼んでいる寝相、この姿勢が楽なようです。