2015年10月19日月曜日

10月のアップデート その2



 例年なら野歩きをして野生の動植物をみたり、各種即売会をひやかしたり、ライフルを撃ちに行ったりと趣味関係のイベント盛りだくさんの10月だけれど、新生児の世話にあっぷあっぷしているうちにもう半ばを過ぎてしまった。日記やブログを書くことはおろか、コンピュータに触るチャンスもないなんていう事は久しくなかったから、子育て&犬育ての並行って大変だあ~と急に実感がわいてきた。最近はもう、道行くお母さんたちが急に皆凄い人々に見えてきて、またこの世の全ての人々に「母」がいるという、当たり前の事実にもちょっとおののき気味なのだ。女性は偉大なり。前回にひきつづきここ10日間の犬の様子を手短かにアップします。


今年の10月21日は映画「バックトゥザフューチャー」の日ということで、地元の映画館の前に映画に出た車が来ていました。
本物を目にする機会は一生に1度くらいかもしれないとコディと写真を撮りましたが、
本犬はジェントルリーダーが嫌でふてくされていました。

今週、東京からはるばる母が手伝いに来てくれました。
化粧が好きな母のために最寄りの化粧品店へ行きました。

「ぼく、美白しよっかな」

座して待つだけで剥いたカキの出てくる嬉しさよ!

裏の雑木林で犬を散歩。スリングの中のカーチャ

 これから徐々に家族のサポートがなくなっていく中で、コディの朝の運動時間をどのように捻出するか頭をひねって考えている。アメリカは小さな子を家で一人きりにしてはいけないという規則があるため、ドッグランはおろか、犬が退屈している時に近場をサッと走って散歩してくることも、以前の様には出来なくなる。これから冬季に向かって日照時間も短くなるので、アフターファイブにどこかへ行くというのも難しくなるかもしれない。前もってデイケアやドッグシッターを使う事を見越して準備していたけれど、できれば自分で運動させてやりたいので、何か得策はないかと無い知恵を絞っている。


2015年10月9日金曜日

小さいニンゲン、登場

その日の朝の病院


 雨の日には幸運がやってくるというジンクスを少しだけ信じています。義理の両親によれば、昔のロシアにもそんな言い伝えがあったとか。9月の終わりの霧雨の日に、体重3420グラム、体長(?)51.4センチの女児を授かりました。いわゆる分娩台に乗る、という状態になってから12分で娩出が完了となり、主治医の先生も「速い!これなら夕方のピザパーティに間に合うぞ」と嬉しそうだった。子供は生命力に満ちていて、小さい火の玉みたいに真っ赤になって泣きながらなにかを伝えようとしているのを見ると、日本語の「赤ちゃん」という単語は単純だがすごく的を射ているなと思いました。

 一方犬のコディですが、病院にいる間も彼がどうしているのか気になって仕方がなく、2週間の個人宅でのボーディング(お泊り)の予定を半分で切り上げて、あまり後先考えずに家へ連れ帰ってしまいました。犬の方は何度かシッターさんの家を勝手に出て家に帰ろうとしていたみたいで、どんよりした目の写真ばかりだったのでこれで良かったと思います。私達はどんな時も一緒です⇐ザ・シェパードと飼い主の共依存😂

 オムツはかせ方も、ゲップのさせ方も下手くそすぎて、結局一晩中起きて赤ん坊の世話をして迎えた朝、コディを連れてドッグランへ行き、運動させていると、周囲の人々がこれから秋を謳歌しようとするところに、自分だけが縮小された異世界の時間を生きているような感覚に陥ります。慣れないことだらけ、いろいろ学ばないとならないことが多く、大変ですが、がんばりたい。以下ここ10日間携帯で撮ったスナップをアップします。


9時過ぎのドッグランは仕事遅番&リタイア組の憩いの場。皆の和みタイム

コディ、お気に入りの「マンゴーボール」と共に。

車に乗ったコディのお腹にカシの落ち葉がくっついていた。秋です。

ストローラーと並んで歩く練習

すきま時間で、スーパーの入口で一人で待つ練習も。
子供にかかりきりの間、こういう今まで練習してきた事が退化しないかが目下、気がかりです。

2015年9月29日火曜日

秋の訪れ

芸術の秋、到来・・・。しかし目線はオヤツへ・・・。


 さて時間は飛ぶように過ぎ去り、もう9月も終わりとなってしまいました。こちら北バージニアでは、気温も落ち着いた爽やかな空気の中に、ときどきちょっと汗ばむような日差しが入り混じった陽気が続いています。近所のスーパーの店先に並んだハロウィングッズやカボチャの数々が、秋の訪れを告げているようです。今日のブログには、家の犬「コディ」と共に近隣のイベントに立ち寄った時の事を書いておきたいと思います。




 イベントその①。バージニア州、ラウドン群リースバーグで開かれたBarktoberfest(バークトーバーフェスト。人間のオクトーバーフェストに引っ掛けて)という犬のイベントへ行ってきました。「イベント」といっても小さな農場の跡地に出店のテントをぽつぽつならべただけの、非常にカジュアルなものでした。午後の遅めの時間に行きましたが、のんびりリラックスした人と犬が行き交う中で、みんな犬のトリーツをみたり、時たま立ち止まって他の飼い主さんとスモールトークしたりと、のんびり和気あいあいとした時間が流れていました。コディもようやく慣れてきたジェントルリーダーをつけて、しっかり歩く練習をしてきました。




 ふだん家畜の品評会などが行われるこの場所で、早い時間帯に捨てイヌ・ネコの譲渡会が催されたようです。このBarktoberfestは家のないペットたちに新たな住み場所をマッチングする、FOHAという団体によって運営されているので、この譲渡会はフェスティバルの中心的な行事と言えるでしょう。自分の状況も考えず最近、もう一匹犬が飼いたいなあ!とかほざいている(笑)「わし」なので、譲渡会も既に終わった時間帯に行ったことはとてもよかったと言えます。沢山のペット達が新しいオーナーに出会えたことを祈ります。


同じ場所にて。
このあたりはとても大きな家が多いため、デンやウルフハウンドなど超大型犬の多頭飼いをする家庭もちらほら見かける。

かと思えばかわいすぎる黒柴ちゃんも居ました。
飼い主さんとおソロのスーパーマンのシャツを着て、ラブリー全開で歩いていた。



 イベントその②です。リースバーグには歴史地区があり、小さいながら今でも活気あるダウンタウンとして賑わいを見せています。この日はたまたまアートフェアが行われていたので、渡りに船とばかり覗いて行くことにしました。上の写真はメインの大通りからの眺め。通りの右側には、バージニアの典型的な古い田舎町と言ったかんじの、アンティーク店、コーヒーショップ、雑貨屋などが並びます。


セクシーランジェリー屋さんに突入しようとするコディ。
「きょうみしんしん」

以前より食器や雑貨をちょくちょく購入しているCrème de la Crèmeはバージニア州内に三店舗を構えるローカルのお店。
商品に割れ物が多いので、コディにはニンゲン(♂)と共に入口付近で待っていてもらった。
ひとまわりして戻ってみると、コディのまわりにイヌトークの輪が出来ていた。

ハトの置物も発見。
この店ではこういう、何の意味があるのかわからない、しかしどこか惹かれるような物をよく売っている。

地元の人で賑わうKing Street Coffeeでコーヒーを購入。 なかなか美味しかった。



 さて、週末とイベントの備忘録はこの辺にして、ここ10日間の家での出来事です。これから第一子「小さいニンゲン」の出現を控え、かまってもらえない時間が増えるであろうコディのために、カミカミ出来るおやつの準備が佳境を迎えています。「準備」と言っても何も大したことはなく、ただスーパーで売られている骨付き肉を骨ごと食べやすい大きさに切り分けて、冷凍庫で凍らせるだけの話なのですが。肉の種類はビーフとラムが主で、牛の場合は体重のかからない肋骨や肩の部分を主に選んで買っています(こういう部位はシチューの出汁用に安く売られている事が多いので経済的でもある)。コディはこれが大好きで、肉の大きさによっては2、3時間かけて集中してかじるので、なんらかの事情で運動が足りない日の晩などに重宝します。


トレーの上でバラバラに凍らせてから、こんな風にジップロックの袋に入れて保存します。

これはラムの前足の部分。

 家の中でも生骨や生肉をあげられるよう、「プレイス」のコマンドでコディ用マットの上に留まるように教えました。ここからはみ出てきたら骨を取り上げ、再度「プレイス」のコマンドでマットに戻るよう、根気よく促していたところ、最近は上手にマットから出ないでカミカミしていられるようになり、また何かの拍子にマットから出ても、自分で骨を咥えてマットの上に戻れるようになりました。これなら床が汚れることもなく、使った敷き物はそのまま洗濯機にポイ出来るので便利です。




 秋口になり気温が下がったことで、ドッグラン後のシャワーのあとでドライヤーを使う練習も再開しました。上の写真で管理人が持っているのは、例の掃除機のついでに買ってしまったマキタのブロワーです。掃除機に使う充電式のバッテリーを共有できるので便利です。本来、庭の落ち葉などを吹き飛ばして掃除するための道具ですが、最弱に設定するとコディを乾かすのに丁度いいことが分かり、オヤツを与えながら、音と風に慣らす練習を重ねています。これも大分ガマンできるようになってきました。肉球のあたりもブオ~とすぐに乾かせるので、なかなか爽快です。




 そうそう、例の掃除機といえば犬にダイレクトに掃除機をかけるというワザも使えるようになりました。けっこうおもしろいので飼い主はウキウキですが、写真を見ると犬は訝しげですね。これをすることに一体何の意義があるのかなと考えてる時の顔をしています。比較的ポーカーフェイスなドーベルマンと違い、シェパードはこういうところがかなり表情豊かなので、見てて面白いです。





2015年9月20日日曜日

ワサワサ期



 家の犬「コディ」は生後8カ月半になり、思春期/adolescenceならではと思える行動が増えてきました。ブリーダーと何度も話し合った結果、1歳過ぎまでは去勢をしないで様子を見るということにほぼ決まったので、ホルモン爆発ワサワサ期が絶好調といった様子です。日によって行動の良し悪しに差がありますが基本的にせかせかとせわしなくなり、ドッグランでは遊び方が荒っぽくなり、他の犬の無礼に対しては口答えをすることを覚え、ほんのひと月前まで大喜びで通っていたトレーニングのクラスにもあまり身が入らなくなったようです。

 体力は圧倒的にパワーアップしていて、以前はドッグランで軽く遊ばせてからクラスに参加すればかなり落ち着きリラックスした状態で授業を受けることが出来ていましたが、最近では同様の効果を得るには先ず原っぱや川などでみっちり運動させてから、その後クラスに向かう車の中でごはんをお腹8分目ほどに食べさせて(ご飯を食べるとなぜか落ち着く←それでも基本はワサワサしている)授業を受けるなど、いろいろ工夫が要るようになりました。




 犬がへとへとになるまで運動した後=その後の運転や餌やり・足シャワーなどをしてやる自分自身も同様にへとへとになっている事が常なので、クラスから帰った後はお互いベッドに一直線という状況になります。本などで妊娠10ヶ月の項を読むと「夜中頻繁に目が覚めて大変な時期です」等と書かれていますが、自分の場合はあまり当てはまらないようです。

 ともあれ、犬の思春期というのは子犬時代の社会化や、構築してきた関係のボロが浮き彫りになる時期と言われるので、これからしばらくは、いままでやってきたことの通知表を受け取るような気持ちで問題行動の芽に気をくばり、事実を受け入れ、根気よく対処していく期間になりそうです。


コーギーのオシリを意味なく激写・拡大してしまう


 それにつけても残念だなあと思うのは、子供が生まれるのが犬の成長にとって大切なこの時期と重なってしまう事です。コディが来てからの半年間、毎日最低4、5時間は散歩や運動や遊びなど一緒にできる活動に費やしていましたが、これからはそうもいかなくなるだろうし、犬と向き合う気力も体力も、暫くは1/2以下になるでしょう。

 ・・・という話をコディのセラピークラスのトレーナーの人と話していたら、彼女はおもむろに「大丈夫よ!私なんか何を血迷ったのか、息子が生れたと同時に生後四か月のキャトルドッグを飼い始めたわよ。」と、微妙にはげまして?くれました。

 アメリカに来て発見した事の一つにこの、子供と子犬を同時に育てようとする人が一定数存在するという事実があるんですが、特に家族のサポートがあるわけでもない中、みんないったいどうやって時間をやりくりしているのかなあ?といつも不思議に思います。敷地が広い家が多いから、自宅で運動させられるのかな。シダを植えるスペースしかない、猫の額ほどの裏庭の我が家からすると非常に羨ましい話です。

 近年家庭に犬がいる事は情操面のほかにも乳幼児の免疫力を向上させたりアレルギーを発症するリスクを下げたり、子供にとって非常に健康的だというのが科学的に分かってきているそうです。大変ですが、こうした具体的メリットもあるんですね。

※ハイパーアクティブで気の強い中型犬。ふつう農場などで飼われる




 ここから先は、アットランダムにここ10日間で撮れた写真をアップしていきます。

 ここのところ大きくなったお腹が段々下がってきて腰を圧迫するようになり、股関節にかなり痛みを感じるようになりました。最近ボロボロなリーシュウォークの練習もかねて、ア朝昼晩45分~1時間ほどの散歩が習慣になっていましたが、これも思うように歩けなくなってきてきました。最近膝の手術を終えて回復過程にあるニンゲン(♂)が「足の怪我は痛みより何より、自由に歩行できないストレスが一番堪える」と言っていた意味がよく分かるように。

 上の写真は散歩コースの道で見つけた森林管理の業者の人々です。トラックに粉砕機をつなげたものに乗って来るんですが、大音量のマシンに犬も少しドキドキしたようです。





 もうしばらく来られなくなるかもしれないと思い、週末に近くのデパートにも行ってきました。主にスポーツ用品と、アウトドアのお店を見ました。L.L.Beanというお店で犬のセクションを発見、ここはもともとアウトドアや狩猟用のサプライショップとして始まったそうで、ラブラドール・レトリーバーがマスコットのような存在みたいですね。ラブをモチーフにした雑貨がいろいろありました。




 
 これまで足掛け5か月の間、朝晩通っていたドッグランともしばしお別れの時が近づいています。ここへ来ると犬達とだけでなく、人々とも交流を持つことが出来たので、コディだけでなく自分自身の「社会化」にも役立っていた気がします。写真はどうしても家に帰りたくないブルテリア。


人間の操作方法を心得ている犬って面白いですね。
飼い主は大変そうだけど



 産科のクラスにも参加してきました。陣痛・出産専門の看護師の方が講師でした。参加者は20週中ごろの方が多かったので、もう39週近い自分はびりっけつです。講義内容はほとんど知っていたことばかりでしたが、出生後の注射の内容だとか、ワクチンを打つ時期(肝炎などものによっては遅らせられる事)、また新生児が生まれてすぐするリストバンドの重要性など、病院のインサイダーでなければ知らないようなこぼれネタが色々挟まれていて、総合的には受けて良かった気がする。そうそう、信じがたい事ですがアメリカには赤ちゃん泥棒というのもときどき出るらしく、とにかく入院中見知らぬ看護師が接近してきたら注意するようにと言われ、なんかすごいなと思いました。


モビールもどきの作成もちょろちょろ進めています。BGMはもちろんあの曲で。

 仮設置 天井のファンをまわすと折り紙の鳥がフリフリ揺れます。高さの調節がむづかしい

下から見ると模様が見えます。
近所に住む日本人の友達が、赤ん坊が好む模様(こんなの)があると教えてくれたので、参考にしました。




・・・(おまけ)・・・
 
 日本に残してきた愛ハト「ぽっぽさん」近影。

 13歳になりました。餌もよく食べているようで元気ですが最近、とまり木の握りが甘くなったような気がします。ジュズカケバトの平均的な寿命はだいたい15年前後と言われていますが、20年、30年以上生きる鳥もチラホラいるようなので、頑張って長生きしてほしいです。

 しかし鳥はこんなに小さな体なのに長寿ですごいですね。おなじ小動物でも、我が家のロボロフスキー・ハムスター三匹娘は最近、老化が目立つようになってきました。悲しい反面、ただ無表情に走り回っているだけなのにふとした瞬間「あ、なんか年取ってる」と分かるのがちょっと可笑しくもあります。無常な世の中です。


2015年9月9日水曜日

ついに、100パウンドに? ほか



 日中はまだまだ暑く、思考の中でも二言目には「来年こそはカナダに引っ越そう」「オレゴンに引っ越そう」等と渇望する日々、けれども日が暮れると鳴く虫達がかすかな秋の気配を感じさせてくれるようになってきた、ここ北バージニアです。我が家の一員、犬の「コディ」もついに8か月を迎え、今週辺り体重も100パウンドに到達しそうな雰囲気です。シェパードらしい胴長・短足体型なので、まだ成長途中の足にかなりの重量がかかってそうな気がして、最近はつい餌を減らし気味にしてしまうのですが、お腹が減るとピイピイ悲しそうに泣くので、餌に低カロリーでそこそこかさのあるヨーグルトや蒸したサツマイモなどを添えたり、缶詰には少し水をまぜてみたり、満足感が出るように色々工夫して頑張っています。が、効果の方は果たして。




 こうしていよいよ大きくなってきても所謂大型犬の体に子犬の脳ミソが搭載された状態なので、散歩中ふとした拍子に危険を感じる事も出てきました。たまにリーシュウォークの集中が途切れた時などに見せる引きがものすごいパワーなのです。私はアジア人の女性としてはやや大柄で、かなり力もちな方なのですが、それでも犬の行動を常に先読みして両手でリードをしっかり持って衝撃に備えていなければ、転倒や引きずられる可能性も十分にあると思える力強さです。この犬の場合、ふだんの躾や訓練を通して「理性」を鍛えることに重点をおいて、日々根気よくやっていくことが特に大切なんだと改めて思います。




 ところでそんな日ごろの考えを突然実戦で試され、そしてあっさりと敗れる(爆)という経験をしたのは、近隣のファーマーズ・マーケット(上の写真)をのぞきに行った時の事でした。ここのマーケットでは食品と、手芸品・クラフトのセクションが分けられていて、後者のセクションには犬も入れるので、愛犬家が多く訪れる場所です。今回、自分達もアフリカから輸入されたという犬の首輪を見に行ったのですが、コディはここでどうやら一瞬の隙にハチに刺されてしまったようなのです。今まで感じた事のない痛みに一瞬パニック状態になった犬の体が突然躍り上がり、雑踏の中に駆け出そうとし、予想もしていなかったその動きとパワーに圧倒された我々人間の方も若干パニックに。




 スワレのコマンドを出しながらおいしいトリーツをたくさん与え、最終的には徐々に落ち着かせる事に成功しましたが、子供やお年寄りも多くいる市場の中を暴走したらと、気が気ではありませんでした。犬のほうは落ち着いたとはいえとても辛そうだったので、この日は買い物もそこそこに市場を後にしましたが、家に帰って見てみるとどうやら右目のまぶたのあたりを刺されたようでした。これでは痛かったはずですね。このあと(犬がフテ寝している間に)以前買っておいたイージーウォークをおろして、コディサイズに調整しいつでも使えるようにしておきました。自分の場合、今後ベビーカーなどを押しながら犬と歩くことも出てくるはずなので、躾の継続もさることながら、こういう補助的な道具などには、もっと早くから慣らしておくべきだったと気付けた出来事でした。


最近は、リーシュウォーク自体もちょっとボロボロなので、なるべくこまめに出掛けて練習している。
今日は一緒に、まだ青いドングリを5つみつけた。秋の気配をそこここに感じる。



 話題その2。毎日2回のドッグラン習慣も、はや4か月目に突入しました。コディが子犬の今のうちは可能な限り続けようと思っています。以前から練習していたラン内での呼び戻しは、うちの犬の場合、オヤツよりもオモチャを報酬に使ったほうが反応が良いことを発見して以来、各段に良くなりました。

 ラン内でのコディは、取っ組み合いをしているうちにだんだん興奮して相手の頭や首、脚部を執拗にハグハグしたり、また何かの拍子にハンピング/マウンティングを繰り返すことがあります。前者はシェパードに見られる典型的な遊びの方法、後者はオス犬一般(たまにメスも)に広く見られるものですが、ランのような公共の場では他の犬の迷惑になることに変わりはないので、度が過ぎて来たら「オイデ」と呼び戻して、一定時間ボール遊びをしてあげて、それまでやっていた行動から気持ちを切り替えさせることで、今のところはなんとなく対処できています。

 そんな中新たに出てきた課題としては、このボール遊びからトッテコイにつなげた時、取りに行ってボールを前足で囲ったきり戻ってこないケースが、少しづつ増えてきていることです。様子を見ているとどうも、本来飼い主の持ち物であるゴムボールを、自分でも所有できるかどうか試しているようです。こういう行動はごく小さい子犬の頃以来最近まで一切とったことがなかったので、実は色々考えているんだな~と思うと同時に、どうすれば犬が飼い主にボールを返すことはフェアであると分かってくれるのか、考えています。


テラピーワーク・プレップの面々。犬も人も老若男女が集まって一緒に勉強する。

話題その3。セラピー犬のクラスもまだまだ続けています。コディはここに編入して初めて、「クラス内での素行の悪いイヌ」のカテゴリに入った感じがしています。今までとった3つのクラス内では比較的優等生だったのですが、田舎の秀才が都会の進学校で落ちこぼれるあのパターンという感じで(笑)。年齢のせいもあるのだと思いますが、とにかくワサワサと落着きなく、教室の反対側にいる別のワサワサ犬(これもシェパード)と「お喋り」しようとしてワンワンと吠えてみたりと、ランバンクシャスな行動ばかりとっています。セラピー犬にとって無駄吠えはタブーらしいので、これからもこまめな練習が必要になりそうです。コディのやつは特にかなり野太い声で鳴くので、患者さんが心臓の弱い人だったりしたら大変。


コーギーちゃんのおしり。。。かわいい



 話題その4です。第一子「小さいニンゲン(♀)」が生まれるのが2~3週間後かも知れないし、今日の夜かもしれない、という状況になってきて、乳幼児部屋を整える作業もほぼ終わりになりました。そんな中、クロゼットの中のペイントの色が見れば見るほど気に入らない・・・という、激しくソワソワした謎の心理状態に陥った「わし」は、中身を全部出して塗りなおすことにしました。今まで準備期間は何カ月もあったはずなのになぜ、今なのか(笑)。しかしこうして期限が迫って来る中、何かの制作の大詰めを迎えるという状況にはけっこう身に覚えがあり、懐かしいような、またこのパターンかあとちょっと自分に呆れるような気分を味わっています。そんなこんなでペイントは無事塗り終えることが出来たと思えば、今度は乳児部屋に飾るモービルつくったろと、本当になぜ今更?とセルフつっこみしながら、しこしこ作成モードに入っています。果たして、間に合うだろうか?


最近購入したマキタの掃除機。Makita XLC02ZW 18V Compact Vacuum
吸引力はそれほどでもないけど、充電式で手軽に犬の毛もどんどん吸ってくれるので、
ハードウッドの床には最適だと思った。部屋の改装の時もかなり役立った。
しかし延長ノズルを購入したら、同じ白でも色がぜんぜん違いました。マキタさん!頼みます。

↑このハリネズミのぬいぐるみ、実は犬のオモチャ。